計算屋
住宅・お金更新 2026年4月28日

DINKs老後資金 計算機 — 子なし共働き夫婦の老後資金、年金・介護まで全部試算

子なし共働き(DINKs)夫婦の老後資金を、夫婦の厚生年金・想定生活費・介護費用・運用利回りから一気通貫で試算します。総務省「家計調査年報」、厚労省「年金事業概況」、生命保険文化センター「生活保障調査」を元に、退職時の予想資産・年金収支・必要老後資金・不足額・月あたり追加積立額まで具体的に算出。子供がいない世帯特有の「介護を外部依存する前提」も織り込みます。

計算機

入力

65歳が標準

男性85歳・女性90歳・夫婦想定で90歳

円/月

ねんきん定期便で確認

円/月
円/月

日常生活費 + 月割の臨時支出

預金+投資+iDeCo合計、住宅は除く

円/月

NISA・iDeCo・貯蓄合計

%

保守3% / 標準4% / 強気5%

男性4年・女性6年が平均

計算結果

必要老後資金(不足額)

¥0

必要 ¥11,670,000 / 退職時資産 ¥46,149,515

老後の年金収支

退職までの年数
25年
老後年数
25年
年間年金収入
¥3,240,000
年間支出(生活費)
¥3,360,000
年間赤字
¥120,000
老後25年累計の取り崩し額
¥3,000,000

介護費用

夫婦合計の介護費用
¥8,670,000

補足メモ

  • 現状の積立計画で必要老後資金 1167万円をクリア見込み。資産の3448万円が余裕資金として残ります。
  • 年金収入324万円に対し、年間支出336万円。年12万円の取り崩しが必要。
  • DINKsは「夫婦どちらかの死亡で遺族年金が削減」リスクが大。夫婦死亡保障を別途確認しましょう。
  • 子供がいない世帯は介護を外部依存する前提で予算組みを。施設費用は地域差が大きい(首都圏は地方の1.5倍)。

※ 厚労省「年金事業概況」「家計調査年報」、生命保険文化センター調査を元にした標準モデル。実際の年金額は「ねんきん定期便」、介護費用は地域・要介護度で大きく変動します。具体的な資産設計はFP相談を推奨。

この計算機で何がわかるか

「DINKs(子なし共働き夫婦)の老後、いくら必要?」「年金だけで生活できる?」「今の積立ペースで足りる?」を、夫婦の年齢・退職時期・年金見込み・生活費・介護費用 から一気通貫で試算できる計算機です。

子なし世帯特有の「教育費0円・介護を外部依存」「夫婦死亡時の遺族年金リスク」を織り込み、必要老後資金から不足額、毎月の追加積立必要額までを具体的な数字で提示します。

計算ロジックの根拠

DINKs世帯の標準的な老後支出(家計調査2023)

項目月額備考
食費65,000円
住居24,000円持ち家想定
光熱・水道22,000円
家具・家事用品11,000円
被服・履物6,000円
保健医療16,000円高齢期は2倍に膨らむ
交通・通信30,000円
教養娯楽24,000円
交際費・その他59,000円
合計約257,000円

ただし上記は 「日常生活費」のみ 。実際は冠婚葬祭・旅行・家のメンテナンス・車買替えなどで 年100〜200万円の臨時支出 が発生します。

夫婦年金の標準値(厚労省・令和3年度)

構成月額
夫(厚生年金男性平均)約170,000円
妻(厚生年金女性平均)約100,000円
夫婦合計270,000円

国民年金のみ加入の場合は満額月66,000円(2024年度)。自営業夫婦は厚生年金分がないため、必要老後資金は会社員夫婦の1.5〜2倍 になる傾向。

介護費用の前提

介護タイプ月額5年合計(夫婦両方)
在宅介護48,000円約490万円
混合(在宅+施設)85,000円約870万円
施設介護122,000円約1,250万円

要介護期間:男性平均4年、女性平均6年(厚労省)。夫婦両方が介護を要する想定で、本計算機では1.7倍補正。

必要老後資金の計算式

年金収支ギャップ = (月生活費 - 月年金) × 12
老後資金(生活費分) = 年金収支ギャップ × 老後年数
老後資金(介護分) = 介護月額 × 12 × 介護年数 × 1.7(夫婦両方分)
必要老後資金合計 = 生活費分 + 介護分
不足額 = 必要老後資金 - 退職時の予想資産

退職時資産 = 現在資産 × (1+r)^年数 + 月積立 × FV年金
追加月積立 = 不足額 / (退職までの月数 × 平均成長率)

入力項目の補足

  • 夫・妻の現在年齢:年齢差がある場合、年上の方の年齢で退職時期を計算。
  • 退職年齢:会社員の標準は60歳または65歳。年金支給開始年齢65歳に合わせるのが一般的。
  • 想定寿命:男性85歳・女性90歳が一般想定。長寿前提なら95歳〜100歳で計算。
  • 夫・妻の予想厚生年金月額:「ねんきん定期便」or 「ねんきんネット」で確認可能。年1回送付。
  • 老後の月生活費:日常生活費 + 月割の臨時支出を含む夫婦合算。月25〜35万円が現実的レンジ。
  • 現在の世帯金融資産:預金 + 投資 + iDeCo合計。住宅は除く。
  • 月の積立額:NISA・iDeCo・通常の貯蓄合計。
  • 想定年率:保守的なら3%、標準4%、強気なら5%。S&P500長期7%は強気想定。
  • 介護想定:施設介護のほうが月額高だが、家族の負担は小。子なしDINKsは「混合〜施設」想定が現実的。

ケース別の例

ケース1:40歳DINKs・退職65歳・現在資産500万円・月積立5万円

  • 夫婦年金月27万円・生活費月25万円 → 年金黒字24万円/年
  • 退職時資産:500万 × 1.03^25 + 月5万円×25年×複利 = 約3,300万円
  • 介護費用(混合5年):85,000 × 12 × 5 × 1.7 = 約870万円
  • 必要老後資金:870万円(生活費は黒字)
  • 資産3,300万 > 必要870万 → 余裕資金2,430万円

ケース2:35歳DINKs・現在資産0円・月積立3万円・年率3%

  • 退職時資産:0 + 月3万 × 30年×複利 = 約1,750万円
  • 必要老後資金(生活費黒字+介護870万円のみ)= 870万円
  • 余裕資金約880万円。ただし生活費が月30万円なら状況一変

ケース3:50歳DINKs・現在資産1,000万円・月積立10万円・生活費35万円

  • 夫婦年金月27万円・生活費月35万円 → 年96万円赤字
  • 退職時資産:1,000万 × 1.03^15 + 月10万×15年×複利 ≒ 約3,800万円
  • 必要老後資金:96万 × 25年 + 介護870万 = 3,270万円
  • 余裕530万円。ぎりぎり許容圏

ケース4:35歳DINKs・現在資産0・積立0・生活費40万円

  • 夫婦年金月27万円・生活費月40万円 → 年156万円赤字
  • 退職時資産:0円
  • 必要老後資金:156万 × 25年 + 介護870万 = 4,770万円
  • 不足4,770万円 → 月あたり追加積立 約11万円必要
  • 共働きで世帯収入700万あれば手取り550万、月46万円で月11万積立は可能だが厳しい

よくある誤解・注意点

  • 「子なしだから老後資金少なくてOK」は誤り:教育費0円分は積立余地に回せますが、子持ち世帯のように親世代の介護を子に頼れない ため、外部サービス費を多めに見積もる必要あり。子なしは「自分達の介護費を自分達で用意」が前提
  • 「夫婦で月27万円もらえるから生活OK」は早合点:これは持ち家・健康・特別な趣味なし前提。家のメンテ(10年で500万円)・冠婚葬祭・医療費の高齢期上昇 で実際は不足するケース多数。
  • 遺族年金は思ったより少ない:夫月17万円(自身年金)→ 死亡時、妻が受け取る遺族厚生年金は 夫の老齢厚生年金部分の3/4。妻自身の年金10万円 + 差額(夫年金 12.75万円との差)= 約12.75万円。世帯収入が27万→13万円に半減 するため、生命保険で補完を検討。
  • 「老後はインフレで支出増」を無視するな:年2%のインフレが30年続くと物価は1.81倍に。月25万円の生活費は45.5万円相当の価値に。退職後も一部資産は株式運用継続 が定石。預金100%は実質目減りリスク。
  • 介護施設の入居一時金が抜けやすい:有料老人ホームは入居一時金 500万〜3,000万円 が別途必要。月額利用料とは別物として予算組みを。
  • DINKsは長寿の方が苦しい:100歳超え長寿は 年金支給期間が長い反面、認知症介護費用も長期化。配偶者の死後の単身生活が10〜20年続く想定も必要。
  • YMYL注意:本計算機は教育目的のシミュレーターであり、個別の金融助言ではありません。具体的な資産設計はファイナンシャルプランナー(CFP・AFP)への相談を推奨。

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参考資料

よくある質問

操作・計算根拠まわりでよく聞かれるポイント