計算屋
住宅・お金更新 2026年4月27日

家賃 適正 計算機 — 手取りの何割が無理ない?

「家賃って手取りの何割が無理ない?」という疑問に、地域・家族構成・ライフスタイル・借入を織り込んだ具体的な金額で答えます。本計算機は基本25〜30%を軸に、東京23区+3%・地方-2%・節約志向-3%・4人家族-4%といった補正をかけ、適正家賃の下限・中央・上限を算出。月家計の内訳目安と借入過多警告まで一気に確認できます。

計算機

入力

円/月

額面ではなく振込額(住民税・社保・所得税控除後)。

円/月

奨学金・自動車ローン・カードローンなどの月額合計。

計算結果

適正家賃 中央値

¥87,000

手取りの 29%

家賃帯

下限(節約寄り)
¥73,950
中央値
¥87,000
上限(やや背伸び)
¥100,049

月家計の内訳目安(中央家賃の場合)

家賃
¥87,000
食費
¥45,000
光熱・水道・通信
¥18,000
保険・医療
¥12,000
借入返済
¥0
貯蓄・投資
¥45,000
その他(被服・娯楽・交通)
¥93,000

この計算機でわかること

「家賃って手取りの何割くらいまでなら無理ない?」という疑問に、5つの軸で具体的な金額 を出します。

  1. 適正家賃の中央値・下限・上限 — 自分の手取りで無理のない家賃帯
  2. 手取り対比の家賃比率 — 19〜35%の範囲で、地域・家族構成・ライフスタイル別に変動
  3. 月家計の内訳目安 — 食費・光熱・通信・保険・貯蓄・その他の配分
  4. 借入過多警告 — 奨学金・カーローンなどがある場合の家賃圧縮判定
  5. 地域・低所得時の警告 — 東京23区で手取り25万円未満は要注意、など

「不動産屋に言われるまま家賃を決めて、半年後に家計が回らない」を未然に防ぐための計算機です。

計算式の根拠

1. 基本家賃比率 = 28%

総務省「家計調査」(2023年)の単身〜4人世帯の住居費比率の中央値が23〜30%。本計算機はこの中央値 28% をベースに、5つの補正をかけて適正比率を導きます。

2. 補正の内訳

補正項目
東京23区+3%
首都圏近郊(神奈川・埼玉・千葉)+1%
関西・地方主要都市±0%
地方郊外-2%
単身-2%
カップル±0%
3人家族-2%
4人以上家族-4%
節約志向-3%
標準±0%
余裕志向+3%

3. 借入過多の圧縮ロジック

借入返済が手取りの10%を超える場合、超過分の 0.5倍を家賃比率から圧縮 します。

借入比率 = 月の借入返済 ÷ 月の手取り
家賃比率 = baseRatio - max(0, (借入比率 - 0.10) × 0.5)

これは住宅ローン審査の「総返済負担率35%以内」(フラット35基準)と同じ考え方で、家賃と借入の合計が家計を圧迫しないライン を意識した設計です。

4. 下限・上限のクランプ

補正後の家賃比率は 15〜40% の範囲にクランプ。極端な節約・余裕に振っても現実的なレンジに収まるよう保護しています。

5. 月家計内訳の配分

費目単身家族
食費手取りの15%18〜22%
光熱水・通信6%8%
保険・医療4%4%
貯蓄・投資15%15%
借入返済入力値入力値
その他(被服・娯楽・交通)残額残額

ケース別の例

ケース1:東京23区・単身・新卒手取り22万円・標準

→ 家賃比率29% → 中央値 約6.4万円、下限5.4万・上限7.3万円。

23区のワンルーム相場は7〜10万円のため、現実には**「上限ギリギリ7万円台」または「郊外で6万円」のどちらか**が選択肢。手取り25万円未満警告も出ます。

ケース2:地方主要都市・カップル・手取り35万円・余裕

→ 家賃比率31% → 中央値 約10.8万円、下限9.2万・上限12.4万円。

地方主要都市の2LDK相場は8〜13万円なので、ほぼ全レンジが射程内。「余裕志向」を活かしてやや広めの物件が現実解。

ケース3:東京23区・3人家族・手取り50万円・節約・奨学金月2.5万円

→ 借入比率5%(圧縮なし)、家賃比率26% → 中央値 13万円、下限11万・上限14.9万円。

23区の3LDK相場は18〜25万円のため、手取りでは届かない物件が多い ことが見えます。郊外への引越し or 持ち家検討が現実的な分岐点。

よくある誤解・注意点

「手取り÷3」は古い目安

「家賃は手取りの3分の1(=33%)まで」は1970〜90年代の単身向け定説で、現代ではやや高すぎ ます。理由は (1) 物価上昇で食費・光熱費の比重が増えた、(2) 老後資金準備のため貯蓄圧力が強い、(3) 通信・サブスクなど固定費が増えた、の3点。総務省家計調査の中央値も23〜26%で、3分の1ルールより低いのが実勢。

「家賃は管理費・共益費込み」で考える

物件広告の家賃は管理費・共益費を別表記することが多く、「家賃8万円+管理費5,000円」だと月の住居費は実質8.5万円です。本計算機の家賃には管理費・共益費を含めて入力してください。

駐車場代は別

地方や郊外では駐車場代(月5,000〜15,000円)が必須になります。本計算機の「その他」欄でカバーする想定ですが、駐車場必須の地域では別途上乗せして考えてください。

更新料・引越し費用は織り込んでいない

月の家計内訳は毎月の支出のみで、2年に1回の更新料(家賃1ヶ月分)や引越し時の初期費用(家賃4ヶ月分)は別軸です。年間で平均すると家賃の5〜10%上乗せが必要、という認識でいてください。

ボーナス込みの年収換算は危険

家賃判定で「年収を12で割って手取り」とする計算は、ボーナス比率が高い人(年収の30%以上)にとって毎月の現金フローを大きく見誤らせる リスクがあります。本計算機は 月の振込額(純粋な月給) をベースに考えるべきで、ボーナスは貯蓄・大きな買い物用と切り分けるのが安全。

関連計算機

参考にしたデータ

  • 総務省「家計調査」 — 住居費比率中央値・家計支出構成比
  • 国土交通省「住宅統計」 — 地域別の住居費分布
  • 住宅金融支援機構「住宅ローン利用者の実態調査」 — フラット35総返済負担率35%基準の根拠
  • 公益財団法人日本賃貸住宅管理協会「全国賃貸経営景況調査」 — 賃貸市場の実勢データ
  • SUUMO 賃貸相場 — 東京23区・主要都市の家賃相場の検証用ベンチマーク

免責事項

本計算機の結果は中央値ベースの目安であり、実際の家賃は地域実勢・物件の築年・通勤利便性で大きく変わります。最終的な物件選びは、内見・周辺相場の確認・不動産担当者との相談で総合判断してください。

よくある質問

操作・計算根拠まわりでよく聞かれるポイント