計算屋
住宅・お金更新 2026年4月27日

ペアローン比較 計算機 — 連帯債務・単独ローンとの純コスト差を可視化

物件価格・頭金・夫婦の年収を入れると、ペアローン / 連帯債務 / 単独ローンの3シナリオを並列計算。月々返済・諸費用・住宅ローン控除13年累計・純コストを比較し、最も得な選択を金額で示します。2024-2025年入居の控除制度に対応。

計算機

入力

諸費用は含めない総額。

自己資金の投入額。

1〜50年。長くするほど月々負担減・利息増。

%

変動0.5% / フラット35は1.8%程度。

0円ならペアローン非推奨。

中古は控除10年・限度低めに切替

計算結果

推奨:連帯債務

¥47,863,045

諸費用が1契約分で抑えられ、控除も持分按分で受けられるバランス型。フラット35が代表。

3シナリオ比較

ペアローン¥47,923,046

月々 ¥116,813 / 諸費用 ¥2,190,000 / 控除 ¥3,328,414

連帯債務最有利¥47,863,045

月々 ¥116,813 / 諸費用 ¥2,130,000 / 控除 ¥3,328,415

単独ローン¥47,920,068

月々 ¥116,813 / 諸費用 ¥2,130,000 / 控除 ¥3,271,392

推奨シナリオの内訳

借入総額
¥45,000,000
月々返済(合計)
¥116,813
総返済額
¥49,061,460
うち利息
¥4,061,460
諸費用合計
¥2,130,000
住宅ローン控除累計
-¥3,328,415
純コスト
¥47,863,045

補足メモ

  • 団信加入はペアローン2口・連帯債務1口(フラット35はデュエット可)・単独1口。万一のリスクは個別に検討を。
  • 実際の事務手数料・保証料は金融機関で大きく異なります。本計算は一般的な変動金利商品想定。

※ 元利均等返済・標準的な事務手数料2.2%/保証料2.0%/登記0.4%/印紙6万円で試算。実際の費用は金融機関・商品で変動します。

この計算機で何がわかるか

「ペアローンと連帯債務、結局どっちが得?」「単独ローンと比べて諸費用は何万円増える?」「住宅ローン控除でどれくらい取り戻せる?」を 物件価格・頭金・夫婦の年収を入れるだけ で同条件で比較できる計算機です。

純コスト(総返済 + 諸費用 - 控除)が最小のシナリオを 推奨 として提示し、3パターンの月々返済・諸費用・控除累計を並べて表示します。

計算ロジックの根拠

元利均等返済の標準計算式

月々返済 = 借入額 × (月利 × (1 + 月利)^返済月数) / ((1 + 月利)^返済月数 - 1)

月利 = 年利 ÷ 12、返済月数 = 返済年数 × 12。

住宅ローン控除(2024-2025年入居)

物件タイプ新築の借入限度中古の借入限度
認定住宅(長期優良・低炭素)5,000万円3,000万円
ZEH水準4,500万円3,000万円
省エネ基準4,000万円3,000万円
一般住宅3,000万円2,000万円

控除率は 年末借入残高 × 0.7%、控除期間は 新築13年・中古10年

諸費用(1契約あたり)

項目標準値
事務手数料借入額 × 2.2%
保証料(一括前払い)借入額 × 2.0%
印紙税・契約書6万円
抵当権設定登記借入額 × 0.4%

借入4,500万円の場合、1契約あたり約212万円。ペアローンは2口分で約424万円、単独・連帯債務は約212万円。

シナリオ別の控除計算

ペアローン:年収比で借入を按分。各自の借入残高×0.7%を独立して計算。各自の借入額に対して個別に限度額を適用。

連帯債務:1本の借入。控除は年収比の持分按分で各自に振り分け、各自の持分残高に限度額を適用。

単独ローン:主債務者のみ控除。

ペアローンの按分(年収比)

主債務者(夫想定)借入 = 借入総額 × (主年収 / 合算年収)
ペア側(妻想定)借入 = 借入総額 × (ペア年収 / 合算年収)

例:借入4,500万円、夫600万・妻400万 → 夫2,700万・妻1,800万。

入力項目の補足

  • 物件価格:購入予定の物件総額(諸費用込みではない)。
  • 頭金:自己資金の投入額。
  • 返済年数:1〜50年。長くするほど月々負担減・利息増。
  • 金利:変動金利の代表値0.5%・固定(フラット35)1.8%程度。
  • 夫の年収・妻の年収:源泉徴収票の支払金額(額面)。
  • 物件タイプ:省エネ等級によって控除限度が変わる。物件のZEH・省エネ認定書で確認。
  • 中古物件:控除期間10年・限度低めに自動切替。

ケース別の例

ケース1:物件5,000万・頭金500万・夫600万妻400万・35年0.5%・省エネ住宅

  • 借入:4,500万円
  • 月々返済:約11.7万円(3シナリオ共通)
  • 控除累計(13年):
    • ペアローン:約340万円(夫204万 + 妻136万)
    • 連帯債務:約340万円
    • 単独:約240万円
  • 諸費用:
    • ペアローン:約42万円多い
    • 連帯債務 / 単独:基準
  • 純コスト最小は連帯債務 or ペアローン:単独より50〜100万円有利

ケース2:物件3,500万・頭金200万・夫500万妻200万・35年0.5%・一般住宅

  • 借入:3,300万円
  • 妻側借入が940万円程度。控除限度3,000万円に余裕 で活用しきれず
  • 純コスト差:ペアローン vs 単独で30〜50万円程度
  • 諸費用差40万円 を考えると単独 + 妻が連帯保証が現実的

ケース3:物件8,000万・頭金1,000万・夫800万妻700万・35年0.5%・認定住宅

  • 借入:7,000万円
  • ペアローンで夫3,733万・妻3,267万に按分
  • 控除限度5,000万まで使えるので両方が控除を使い切る
  • ペアローン控除累計:約540万円(単独だと約350万円)
  • 純コスト差:ペアローンが約140万円有利(諸費用増加40万円を相殺してなお優位)

ケース4:単独ローン推奨ケース(妻年収100万円・パート)

  • 妻の控除を使い切れず、ペアローンの旨味なし
  • 諸費用2倍負担が純コスト差を逆転
  • 単独ローンが最も合理的

よくある誤解・注意点

  • 「ペアローンなら借りられる額が増える」は半分正解:合算年収で審査するので確かに借入限度は増えます。が、ペア側の収入が産休・育休・退職で激減した場合、返済が苦しくなる リスクが大。"借りられる額"と"返せる額"は別物として、世帯の長期安定収入を基準 に判断してください。
  • 諸費用の見落とし:ペアローンは事務手数料・保証料・登記費用が2口分。借入5,000万なら 諸費用差は約45万円。13年の控除メリットがこれを上回るか必ず計算を。
  • 団信のカバー範囲:ペアローンは各自の借入分しか団信でカバーされません。夫が亡くなった場合、妻の借入は残る ため、配偶者側の生命保険・収入保障保険を別途検討。フラット35のデュエット型なら片方の死亡で残債ゼロ。
  • 離婚時の家の処分が複雑:ペアローンは契約解消が原則できないため、離婚しても2人で住宅を保有 or 売却して残債清算 の二択。財産分与で家を片方に渡したくても、ローンの名義変更・借換えが必要で実務的に困難。
  • 共有持分の登記と控除の整合:連帯債務で控除を持分按分するには、登記の所有権持分も同じ比率にする必要があります。借入比率と登記持分が異なると贈与税課税 の可能性。司法書士・税理士に相談を。
  • 金利は変動 vs 固定の選択も同時に:本計算機は金利を固定値で計算しますが、実際は変動金利(0.3〜0.6%)と固定金利(フラット35:1.7〜2.0%)の選択が大きく純コストを左右します。借入5,000万円・35年で金利1%差は総返済額で約1,000万円 の差になります。

関連計算機

参考資料

よくある質問

操作・計算根拠まわりでよく聞かれるポイント