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暮らし更新 2026年4月26日

車の年間維持費 計算機|軽・普通車・SUV対応

車を持つと、車本体のローンとは別に「自動車税・重量税・自賠責・任意保険・車検費用・ガソリン代・駐車場代」が継続的に発生します。本ツールでは、車種(軽 / コンパクト / セダン / ミニバン / SUV)と利用頻度・駐車場立地から、年額と月額の維持費を即時に算出します。「軽 vs 普通車」の維持費差をその場で比較できます。

計算機

入力

円/L

直近のレギュラー全国平均は170〜180円/L程度。

0なら車種別の中央値を使用。実際の保険料が分かる場合は入力。

計算結果

年間維持費

¥450,229

月額換算 ¥37,519 / 年間 12,000km

内訳

自動車税(種別割)
¥30,500
自動車重量税(年割)
¥8,200
自賠責保険(年割)
¥9,000
任意保険
¥65,000
車検費用(年割)
¥40,000
メンテ費(オイル・タイヤ等)
¥30,000
ガソリン代
¥123,529
駐車場代
¥144,000

※ 13年超のガソリン車は自動車税・重量税が15〜30%増となります。本計算は「13年以下」の標準値です。 消耗品(タイヤ4本交換 約4〜8万円・バッテリー交換 約1〜3万円)は数年に一度の出費でメンテ費に按分計上しています。

この計算機でわかること

車を持つということは、車本体の購入費(またはローン)の他に、以下8つの維持費が継続的に発生することを意味します。

  1. 自動車税(種別割)
  2. 自動車重量税
  3. 自賠責保険(強制加入)
  4. 任意保険
  5. 車検費用(2年に1回)
  6. メンテナンス費(オイル交換・タイヤ交換など)
  7. ガソリン代
  8. 駐車場代(自宅敷地外の場合)

本計算機では、車種・利用頻度・駐車場立地・ガソリン単価から、年額と月額の維持費を即時に算出します。「軽自動車 vs 普通車」で迷っている方、「車を持つかカーシェアにするか」を検討している方の、最初の判断材料としてお使いください。

計算式の根拠

1. 自動車税(種別割)の年額

排気量別の自動車税(普通車)は2019年10月以降の 新税率 を採用。軽自動車税は10,800円固定(自家用乗用)。

車種自動車税年額想定排気量
軽自動車10,800円660cc
コンパクト30,500円〜1,500cc
セダン36,000円〜1,500cc/2,000cc級含む
ミニバン43,500円〜2,500cc
SUV50,000円〜3,000cc

2. 自動車重量税(年割換算)

新車購入時に3年分、以降は車検時に2年分まとめて徴収されますが、本計算機では 年割換算 で計上しています。

車種重量税(年割)
軽自動車3,300円
コンパクト8,200円
セダン12,300円
ミニバン / SUV16,400円

3. 自賠責保険(年割換算)

普通車・軽自動車ともに24ヶ月で17,650円(2024年改定)→ 年割で約8,825円 → 本計算機では 9,000円 で丸め。

4. 任意保険の中央値

「30〜40代・無事故・対人対物無制限・人身傷害・車両保険なし・通販系(ソニー損保・SBI損保等)」を想定した中央値:

車種任意保険年額
軽自動車50,000円
コンパクト65,000円
セダン75,000円
ミニバン80,000円
SUV85,000円

20代前半は1.5〜2倍、車両保険ありで1.3〜1.5倍、代理店型は1.2〜1.4倍が目安です。

5. 車検費用(年割換算)

法定費用(重量税・自賠責は別計上)と整備費を含む2年分の中央値:

車種車検費用2年年割
軽自動車60,000円30,000円
コンパクト80,000円40,000円
セダン95,000円47,500円
ミニバン110,000円55,000円
SUV115,000円57,500円

6. メンテ費

オイル交換(年2回・各5,000円)、タイヤ交換(4年に1回・4〜8万円)、バッテリー交換(3〜4年に1回・1〜3万円)、ワイパー・冷却水・ブレーキパッド等の合算を年額換算:

車種メンテ費(年額)
軽自動車25,000円
コンパクト30,000円
セダン35,000円
ミニバン45,000円
SUV50,000円

7. ガソリン代

燃料費 = 走行距離(km) ÷ 実燃費(km/L) × ガソリン単価(円/L)

実燃費(カタログ値の70〜80%程度)の採用値:

車種実燃費
軽自動車18 km/L
コンパクト17 km/L
セダン16 km/L
ミニバン12 km/L
SUV13 km/L

8. 駐車場代の月額(地域別)

立地月額
自宅敷地内0円
地方郊外5,000円
都市部郊外・地方都市中心12,000円
都心部(東京・大阪・名古屋)25,000円

9. 利用頻度(年間走行距離)

利用パターン年間走行距離
週末利用のみ6,000km
通勤+週末利用12,000km
営業・長距離通勤20,000km

入力項目の補足

  • 車種: 排気量と車格でざっくり選んでください。プリウス・カローラはセダン、フィット・ヤリスはコンパクト。エクストレイル・CX-5はSUV、セレナ・ノアはミニバンに該当。
  • 利用頻度: 通勤に使うかどうかで一気に変わります。1日往復30kmの通勤なら年間9,000km〜12,000kmで「通勤+週末利用」、月2回ドライブだけなら「週末利用のみ」相当。
  • 駐車場立地: 月極駐車場を借りているなら立地に応じて選択。自宅の戸建ての敷地内なら無料を選択。
  • ガソリン単価: 直近のレギュラー全国平均は170〜180円/L。お住まいの地域の実勢価格を入力してください。
  • 任意保険の上書き: 既に契約中の保険料が分かる場合は実額を入力。年齢が若い・車両保険ありの方は本計算機の中央値より2〜5万円高くなります。

ケース別の例

ケースA: 都心の独身・週末ドライブ用に軽自動車

入力: 軽自動車 / 週末利用 / 都心駐車場 / ガソリン175円

  • 自動車税 10,800 + 重量税 3,300 + 自賠責 9,000 + 任意保険 50,000 + 車検年割 30,000 + メンテ 25,000 + ガソリン 約58,000 + 駐車場 300,000
  • 年間 約486,000円(月額 40,500円)

「週末しか乗らないのに月4万円」が現実的なコスト。タイムズカーシェア(月会費880円+利用時間別料金)なら月8〜15回使っても2万円台で収まることが多く、都心独身は カーシェア優位 です。

ケースB: 郊外のファミリー・通勤+送迎にミニバン

入力: ミニバン / 通勤+週末利用 / 郊外駐車場 / ガソリン175円

  • 自動車税 43,500 + 重量税 16,400 + 自賠責 9,000 + 任意保険 80,000 + 車検年割 55,000 + メンテ 45,000 + ガソリン 約175,000 + 駐車場 144,000
  • 年間 約568,000円(月額 47,300円)

ファミリー世帯の現実的な金額。送迎・週末レジャーで使う頻度が高いと、車を持たない選択肢は事実上ありません。

ケースC: 地方郊外の独身・通勤メインにコンパクト

入力: コンパクト / 通勤+週末利用 / 地方郊外駐車場 / ガソリン175円

  • 自動車税 30,500 + 重量税 8,200 + 自賠責 9,000 + 任意保険 65,000 + 車検年割 40,000 + メンテ 30,000 + ガソリン 約123,000 + 駐車場 60,000
  • 年間 約366,000円(月額 30,500円)

地方は駐車場が安い分、月3万円台で収まります。「車がないと生活が成り立たない」地域では、軽より少し走行性能・安全性のあるコンパクトが現実解。

ケースD: 軽 vs セダン(同条件)の差額

通勤+週末利用・郊外駐車場・ガソリン175円で比較:

  • 軽自動車: 約 400,000円
  • セダン: 約 490,000円
  • 差額: 約9万円/年

10年保有すれば90万円の差。長距離乗らないなら軽のほうが圧倒的に経済合理的です。

よくある誤解・注意点

  • 車本体の購入費・ローンは含まれていません。本計算機は「持っている車を維持する費用」のみです。新車200〜400万円、中古車50〜200万円のローン返済は別途計算が必要です。
  • 「車検が安い業者」の罠: 車検基本料を3〜5万円で出している業者は、整備費を別途請求するのが普通です。本計算機の値は「整備費込みの中央値」なので、最終的に支払う金額の参考になります。
  • 13年超の旧車は自動車税・重量税が15〜30%増: 環境性能の劣る古い車に対する加重課税。本計算機は「13年以下」の標準値です。13年超を保有する方は本計算結果に1.2倍を掛けてください。
  • 任意保険を「家族から年齢条件で外れた」タイミング: 26歳・30歳・35歳の年齢条件で保険料が下がります。同じ車・同じ補償でも、年齢条件次第で年2〜4万円変わります。
  • ガソリン代は走行距離次第で大きく変動: 通勤片道15kmから20kmに変わるだけで年間4〜5万円増えます。引越し前後で必ず再計算してください。
  • 駐車場の「平均」と「実勢」のずれ: 都心部の駐車場相場は月25,000円ですが、千代田区・港区中心部だと35,000〜50,000円が普通です。実際にお住まいのエリアの月極駐車場相場を確認してください。

維持費を下げる優先順位

  1. 任意保険を通販系に切り替え: 代理店型から通販型(ソニー損保・SBI損保・チューリッヒ)への切り替えで年2〜4万円減。手間は1〜2時間、効果は10年で20〜40万円。
  2. 車種をダウンサイジング: ミニバン→コンパクトで年10〜15万円減。次の買替えタイミングで検討。
  3. 駐車場の見直し: 自宅から徒歩5分以内の月極駐車場でも、3軒比較すると月3,000〜5,000円差があります。
  4. メンテはディーラーから町工場へ: オイル交換・タイヤ交換は町工場のほうが2〜4割安いことが多い。整備記録簿は残るので車検にも問題なし。
  5. 車を売却してカーシェアへ: 都心独身・週末しか乗らない方は、車を持たないほうが年間20〜40万円浮きます。

関連する計算機

参考にしたデータ

注意事項

  • 本計算機は ガソリン車・ハイブリッド車(HV) を想定しています。電気自動車(EV)は税制・燃料費の構造が異なるため対象外です。
  • 新車購入時のみ重量税は3年分 を一括徴収しますが、本計算機では年割で計上しています。新車購入1年目だけは重量税の支払いタイミングが本計算と異なります。
  • 13年超の旧車 は自動車税・重量税が15〜30%増となるため、本計算結果より高くなります。
  • エコカー減税対象車 は新車登録後3年間まで重量税が減免される場合があります。本計算結果より2〜5万円安くなります。
  • 計算結果は概算であり、実際の維持費は個別の保険料率・駐車場相場・走行距離・運転スタイルによって変動します。

よくある質問

操作・計算根拠まわりでよく聞かれるポイント