計算屋
新興・テック更新 2026年4月27日

動画編集PC スペック診断|4K/8K対応版

解像度(FHD/4K/8K)・フレームレート・編集ソフト(Premiere Pro / DaVinci Resolve / Final Cut Pro)・コーデック・素材時間から、推奨RAM・VRAM・CPUコア数・ストレージ容量・BTOパソコンの予算目安を算出します。動画編集が「快適に」できるスペックを基準に、過不足のない構成を提案。2026年4月時点のRTX 40/50シリーズ・Ryzen 9000系・Core 14世代を反映。

計算機

入力

制作する動画の最終解像度。YouTubeメインなら4Kが主流。

60fps以上はストレージ消費・GPU負荷が大幅増。

Premiere=業界標準、DaVinci=GPU重視、Final Cut=Mac専用。

撮影素材のフォーマット。RAWはストレージ消費が桁違い。

エフェクト・色補正の使用量で選んでください。

時間/案件

撮影した素材の合計時間(編集前のフッテージ)。

本/月

月に制作する動画の本数。アーカイブ容量計算に使用。

計算結果

推奨BTO PC予算(目安)

¥360,000〜¥700,000

ミドル クラス

推奨スペック

メモリ(RAM)

DDR5-6000推奨

32GB
GPU メモリ(VRAM)

RTX 4080 / RTX 5070 Ti 16GB 相当

16GB
CPU コア数

Core i7-14700K / Ryzen 7 7800X3D 相当(12〜16コア)

15コア

ストレージ

編集用 NVMe SSD

1案件分の素材+書き出し領域

90GB
アーカイブ HDD

年間案件の保管想定(圧縮後)

2,016GB

補足メモ

  • H.265 はデコード負荷が高く、CPU の Quick Sync / NVENC ハードウェアデコード対応が必須。
  • Premiere Pro は CPU シングル性能と RAM 帯域も効くため、DDR5-6000 推奨。

※ 価格は2026年4月時点のBTO相場(ドスパラ・パソコン工房・マウス)目安。GPU相場・円相場(150円/USD前提)で±20%変動します。「快適に編集できる」基準であり、最低動作スペックではありません。

この計算機で何がわかるか

YouTube動画の編集や動画制作の仕事を始めようとしている方が、自分の用途に合わせた動画編集PCの最適スペックと予算 を診断できる計算機です。

入力する6項目(解像度・フレームレート・編集ソフト・コーデック・素材時間・案件数・編集の複雑度)から、推奨される RAM・VRAM・CPUコア数・ストレージ容量・BTO PCの予算目安 をワンクリックで算出。RTX 4060 / 4070 / 4080 / 4090 / 5080 / 5090 を含む2026年4月時点の最新パーツ事情を反映しています。

計算ロジックの根拠

解像度別 RAM・VRAM ベースライン

Adobe Premiere Pro 公式の必要スペック・各社BTOの推奨構成・実機ベンチマーク(PugetBench)を総合した目安です。

解像度RAMVRAMCPUコア
FHD(1920×1080)16GB8GB8コア
4K(3840×2160)32GB12GB12コア
8K(7680×4320)64GB16GB16コア

これに 複雑度係数(simple=1.0 / standard=1.1 / complex=1.4)と フレームレート係数(30fps=1.0 / 60fps=1.15〜1.3 / 120fps=1.3〜1.6)を掛けて、最終的な必要スペックを算出します。

コーデック別 ストレージ消費(1時間あたり)

解像度H.264H.265ProResRAW
FHD6GB4GB30GB60GB
4K50GB30GB200GB400GB
8K200GB120GB800GB1,600GB

60fpsは×1.8、120fpsは×3.5 の倍率を掛けて算出。編集中ストレージは1案件分の素材 ×1.5(書き出し領域込み)アーカイブストレージは年間案件 × 0.7(圧縮・選別後) で見積もります。

CPU階層と予算レンジ

推奨コア数から CPU 階層(entry / mid / high / workstation)を判定し、BTO PC の総額レンジを推定します。

階層代表CPUBTO予算(円)
entryi5-14600K / Ryzen 5 7600X13〜23万
midi7-14700K / Ryzen 7 7800X3D28〜45万
highi9-14900K / Ryzen 9 9950X48〜80万
workstationThreadripper 7970X / Xeon W90〜200万

VRAM 16GB / 24GB の高性能GPU、RAM 64GB / 128GB は別途加算されます。GPU相場・円相場(2026年4月時点150円/USD)で ±20% 変動するため、参考値としてください。

入力項目の補足

  • 解像度:YouTube向けは FHD or 4K が主流。8Kは商業案件・映画用途。
  • フレームレート:通常30fps、滑らかな映像なら60fps、スポーツ・スローモーション用素材は120fps。
  • 編集ソフト:Premiere Pro(業界標準)・DaVinci Resolve(GPU重視・カラグレ強)・Final Cut Pro(Mac専用・サクサク動作)。
  • コーデック:YouTube配信は H.264/H.265、業務用は ProRes、シネマ撮影は RAW。
  • 素材時間:1案件あたりの撮影素材の時間(編集前のフッテージ)。10分動画でも素材は2〜5時間が普通。
  • 案件数:月間の制作本数。アーカイブ容量計算に使用。
  • 複雑度:simple=カット中心、standard=テロップ・BGM・簡単な色補正、complex=多重合成・3D・色補正多用。

ケース別の例

ケース1:YouTuber駆け出し・FHD 30fps H.264・月4本

  • 入力:FHD / 30fps / Premiere Pro / H.264 / 1時間素材 / 月4本 / simple
  • 推奨:RAM 16GB / VRAM 8GB / 8コア(entry)
  • 予算:13〜23万円(i5 + RTX 4060 + 32GB BTO)
  • ドスパラの「GALLERIA RM5C-G60」など13万円台の構成で十分

ケース2:プロYouTuber・4K 60fps H.265・月8本

  • 入力:4K / 60fps / Premiere Pro / H.265 / 2時間素材 / 月8本 / standard
  • 推奨:RAM 64GB / VRAM 16GB / 16コア(mid)
  • 予算:32〜52万円(i7-14700K + RTX 4080 + 64GB DDR5)
  • ストレージ:編集用 NVMe 2TB + アーカイブ HDD 8TB

ケース3:商業映像クリエイター・8K RAW・複雑度complex

  • 入力:8K / 60fps / DaVinci Resolve / RAW / 3時間素材 / 月2本 / complex
  • 推奨:RAM 128GB / VRAM 24GB / 24コア(workstation)
  • 予算:110〜260万円(Threadripper + RTX 4090/5090 + 128GB DDR5 ECC)
  • ストレージ:NVMe 4TB ×2 RAID 0 + HDD 18TB ×2

よくある誤解・注意点

  • 「メモリは多ければ多いほど速い」は誤解:32GBで十分な4K編集に64GB載せても体感差はゼロ。RAMは"足りない時に劇遅"、足りていれば追加投資する意味は薄い のが実情です。
  • VRAM 8GB の壁:4K編集でカラグレ・ノイズリダクションを掛けると VRAM 8GB はすぐ満杯になります。4K以上なら最低でも VRAM 12GB(RTX 4070) を推奨。
  • 電源容量を見落とさない:RTX 4090 は単体で450W、5090 は最大600W。電源は850W以上(金プラチナ認証) が必須です。BTO 構成は電源容量も合わせて確認を。
  • Mac M4 Max ≠ 万能:Apple Silicon は H.265 / ProRes 編集は爆速ですが、RAW・After Effects との連携・Stable Diffusion 等の周辺ワークロードでは Windows + RTX が勝ります。用途で選んでください。
  • 2026年は GPU 相場の変動が大きい:RTX 50シリーズへの世代交代と円相場で ±20% は変動します。即決せず2〜3週間の価格推移をチェックするのが賢明。

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よくある質問

操作・計算根拠まわりでよく聞かれるポイント