計算屋
ペット更新 2026年4月26日

ペット保険 月額・生涯支払額シミュレーション(犬・猫)

ペット保険は、加入年齢・補償割合・想定保有年数で月額・累計支払額が大きく変わります。本ツールでは、犬(小型・中型・大型)・猫の年齢と補償割合(50%/70%/100%)から、月額・年額・終身までの累計保険料、そして年間想定治療費との損益分岐を即時に表示します。「本当に元が取れる?」を検討する材料としてお使いください。

計算機

入力

犬の平均寿命13〜15歳、猫の平均寿命15〜18歳が目安。

計算結果

月額保険料(現時点)

¥1,900

年額 ¥22,800 / 保有 12

生涯シミュレーション

累計保険料(保有期間中)
¥534,000
年間想定治療費(補償なし)
¥45,000
年間給付額(補償あり)
¥31,499
年間自己負担
¥13,501
生涯の純コスト(保険料 − 給付)
-¥43,494

判定: 加入有利(給付>保険料)。想定通りの治療費が発生する場合、本プランは加入有利です。

※ 月額は主要ペット保険会社(アニコム・アイペット・PS保険・FPC等)の中央値ベース。各社の重要事項説明書で実際の補償内容(通院・入院・手術別の上限・免責金額・年間限度日数)も比較してください。

この計算機でわかること

ペット保険を検討する際の核心的な3つの数字を即座に表示します。

  1. 月額保険料(現時点)と年額 — 加入年齢・サイズ・補償割合別の中央値
  2. 生涯の累計支払額 — 想定保有年齢までに払う保険料の合計(年齢上昇に伴う値上がりも含む)
  3. 損益分岐の判定 — 年間想定治療費との比較で「保険料負け」か「給付>保険料」かを判定

ペット保険は「絶対に必要」というものではなく、「数十万円の医療費が突然発生したときに、貯金で乗り切れるか / 月3,000〜6,000円の保険料を払って心のゆとりを買うか」の選択です。本ツールはその判断材料を数字で提供します。

計算式の根拠

1. 月額保険料の中央値(補償70%)

主要ペット保険会社(アニコム損保・アイペット損保・PS保険・FPC・楽天損保)の公開料金から、年齢×種類×サイズ別の中央値を採用。

犬・小型犬(〜10kg)

加入時年齢月額(補償70%)
0歳1,800円
3歳2,200円
6歳3,000円
9歳4,500円
12歳7,200円

犬・中型犬(〜20kg)

加入時年齢月額(補償70%)
0歳2,100円
3歳2,700円
6歳3,600円
9歳5,400円
12歳8,700円

犬・大型犬(20kg〜)

加入時年齢月額(補償70%)
0歳2,700円
3歳3,400円
6歳4,600円
9歳7,000円
12歳11,000円

加入時年齢月額(補償70%)
0歳1,400円
3歳1,700円
6歳2,100円
9歳2,900円
12歳4,400円

2. 補償割合による倍率

補償50%  → 月額 × 0.78
補償70%  → 月額 × 1.00(基準)
補償100% → 月額 × 1.40

3. 年間想定治療費(補償なしの場合)

アニコム家庭どうぶつ白書 2024 の年齢別治療費中央値ベース。

年齢帯年間治療費
0歳35,000円
1〜6歳45,000円
7〜9歳75,000円
10〜12歳110,000円
13歳〜160,000円

年齢帯年間治療費
0歳25,000円
1〜6歳35,000円
7〜9歳60,000円
10〜12歳90,000円
13歳〜130,000円

4. 生涯累計の計算

加入年齢から想定保有年齢まで、各年の月額×12を積み上げ。年齢が上がるごとに月額も上がるため、終身で60〜120万円規模になることが多いです。

入力項目の補足

  • 種類・サイズ: 犬は体重で「小型〜10kg / 中型〜20kg / 大型20kg〜」を選択。猫は体重区分なし。
  • 現在の年齢: 加入を検討している時点での年齢。13歳以上は新規加入できない保険会社が多いため、既に高齢の場合は本計算機の対象外(既加入の継続は別計算)。
  • 補償割合: 50%・70%・100%から選択。70%が最も人気で、月額と給付のバランスが良い。
  • 想定保有年齢: 犬は13〜15歳、猫は15〜18歳が平均寿命の目安。

ケース別の例

ケースA: 0歳の小型犬・補償70%・13歳まで

入力: 犬 / 小型犬 / 0歳 / 補償70% / 13歳まで

  • 月額(現時点・0歳): 1,800円
  • 年額: 21,600円
  • 累計保険料(13年): 約 45万円
  • 年間想定治療費: 35,000円(0歳)
  • 年間給付額(70%補償): 24,500円
  • 損益分岐判定: ほぼ均衡 / 保険料負け の境界

「13年で45万円」と聞くと高く感じますが、生涯1回の手術(20〜30万円)が数年に渡って必要になると、給付額のほうが大きくなります。

ケースB: 3歳の中型犬・補償100%・15歳まで

入力: 犬 / 中型犬 / 3歳 / 補償100% / 15歳まで

  • 月額(現時点・3歳): 3,780円(中型犬2,700円×1.4)
  • 年額: 約 45,400円
  • 累計保険料(12年): 約 80〜90万円

中型犬は小型犬より2〜3割月額が高く、「100%補償」を選ぶと終身でほぼ100万円。手術と通院が多発する後半年(10歳以降)の安心感を買う選択です。

ケースC: 6歳の猫・補償70%・18歳まで

入力: 猫 / 6歳 / 補償70% / 18歳まで

  • 月額(現時点・6歳): 2,100円
  • 年額: 25,200円
  • 累計保険料(12年): 約 45〜55万円

猫は犬より基本月額が3割安く、生涯50万円以下で済むケースが多いです。猫は腎臓病・甲状腺機能亢進症といった慢性疾患が多く、シニア期の通院費が累積するため、保険のメリットを実感しやすい。

ケースD: 補償50% vs 100%(小型犬0歳・13歳まで)の比較

補償月額(0歳)累計保険料累計給付純コスト
50%1,404円約36万円約43万円−7万円(加入有利)
70%1,800円約45万円約60万円−15万円(加入有利)
100%2,520円約65万円約86万円−21万円(加入有利)

「想定通りの治療費」が発生する前提では、いずれも加入有利。健康に育てば保険料負けになりますが、ペット保険は「アクシデント保険」として捉えるのが本筋です。

よくある誤解・注意点

  • 「ペット保険は元が取れない」は半分ウソ・半分ホント。健康に育てば確かに保険料負けですが、生涯1回の手術が発生する確率は犬で約7割、猫で約5割。アクシデントが起きると一気に「加入有利」側に転じます。本計算機の損益分岐判定は 平均的な治療費発生 を前提としているため、健康な子は本計算より保険料負けに、病気がちの子は本計算より給付有利に振れます。
  • 加入年齢のタイミングが死活的。0歳〜3歳が 保険料が最も安く、加入の門戸も広い ピークです。7歳を過ぎると新規加入できない保険会社が増え、加入できても月額が1.5倍以上になります。「健康だから後でいいか」が最大の落とし穴で、12歳になってから加入を検討しても選択肢がほぼゼロになります。
  • 既往症は補償対象外。加入前から発症していた病気・先天性疾患は基本的に補償対象外。ペットが若いうちに加入しないと、後発の慢性疾患(皮膚アレルギー・椎間板ヘルニア等)の予防的加入ができません。
  • 「終身プラン」は月額一定ではない。終身で加入し続けられるという意味で、月額は年齢に応じて毎年上がります。本計算機は年齢別の月額推移を含めて累計を出しているため、表示される総額が実態に近い数字です。
  • 窓口精算の有無: アニコム・アイペットの一部プランは動物病院で7割引きで精算できますが、PS保険・FPCは後日請求が基本。窓口精算のほうが手間はないが、月額が10〜15%高い傾向があります。

補償プラン選びの優先順位

  1. 手術・入院の補償: 一度の出費が10〜30万円規模で、最も保険のメリットが大きい部分。100%補償か70%補償でも上限額が高いプランを選ぶ。
  2. 年間限度日数・回数: 通院は「年間20日まで・1日10,000円まで」など制限あり。慢性疾患を抱えるシニア期に重要。
  3. 免責金額: 0円・5,000円・10,000円から選ぶ。月額数百円の差で大きく変わるので「免責なし」を選ぶ価値はある。
  4. 更新拒否のあるなし: 一部の保険会社は「特定の病気が見つかったら更新拒否」できる契約。終身保証を謳う会社(アニコム・アイペット)を優先するのが安心。

関連する計算機

参考にしたデータ

注意事項

  • 本計算機は主要ペット保険会社の月額料金の 中央値 をベースとした概算です。実際の保険料は犬種・健康状態・地域・引受審査の結果で変動します。最終的な月額は各社のオンライン見積もりで必ずご確認ください。
  • 補償対象外(予防医療・妊娠出産・美容・既往症・先天性疾患・免責金額以下の費用)は給付額に含まれていません。
  • 本計算機の生涯累計は「想定保有年齢まで毎年保険を継続」した場合の数字です。途中解約・更新拒否があれば実際の累計は下がります。
  • ペット保険は YMYL 領域です。最終的な加入判断は各保険会社の重要事項説明書を読み、ペットの健康状態と家計を総合的に検討してください。
  • 計算結果は将来の治療費・保険料を保証するものではありません。

よくある質問

操作・計算根拠まわりでよく聞かれるポイント