AI画像生成 電気代計算機|Stable Diffusion対応
Stable Diffusion / SDXL / Flux等をローカルGPUで動かす場合の電気代を、GPU別の実測消費電力(TDP×85%)・1枚生成時間・電気代単価から試算。RTX 3060〜5090までの10機種を内蔵し、自分の実測値で上書きも可能。1枚あたり/1日/月/年の電気代と、商用API(DALL-E 3で約6円/枚)との比較目安が出ます。
計算機
入力
ガッツリ使う日と使わない日の中央値で。
A1111 / ComfyUI コンソールの「Time taken」を入れると優先。0なら GPU 中央値。小数可。
領収書の単価を入れると優先。0なら 31円/kWh(公正取引協議会目安)。
CPU・マザボ・メモリ・SSD等の生成中の追加消費。50〜120Wが目安。
計算結果
月間電気代(30日換算)
¥48
1枚あたりの内訳
- 消費電力量
- 0.52Wh
- 電気代
- 0.02円
- 商用API比較(DALL-E 3 約6円)
- 約300倍安い
適用パラメータ
- GPU 消費電力
- 170W
- 1枚生成時間
- 11秒
- 電気代単価
- 31円/kWh
※ GPU実消費電力は TDP × 0.85 の中央値。Power Limit を絞ったり Undervolting すれば 70%まで下げられます。 部屋の冷房代・GPU初期費用の減価償却は別計算です。
この計算機で何がわかるか
Stable Diffusion / SDXL / Flux 等を ローカルGPU で動かしている(または検討している)人が、毎日の生成枚数とGPUの種類から「実際の電気代」を試算できる計算機です。商用API(DALL-E 3 / Midjourney等)と比較して、自分のローカル運用が本当に安いかを判断するための数字を出します。
結果は 1枚あたり / 1日 / 月 / 年 の電気代に加えて、1枚あたりの消費電力量(Wh)も出します。GPUのTDPだけでは推測できない「実環境での電気代」を可視化します。
計算ロジックの根拠
電気代 = 消費電力(W) × 生成時間(秒) ÷ 3600 ÷ 1000 × 単価(円/kWh)
Wh(ワット時)→ kWh(キロワット時)に換算して電気代単価をかけるシンプルな式です。
- 消費電力(W):GPUのTDP × 0.85(実測値の中央値)
- 生成時間(秒):SDXL 1024×1024 / DPM++ 2M / 25steps の標準条件
- 単価:公正取引協議会の新電力目安単価 31円/kWh(2026年)
GPU別 消費電力 × 生成時間(標準シナリオ)
| GPU | 実消費電力(W) | 1枚生成時間(秒) | 1枚あたり消費電力量(Wh) | 1枚電気代(31円/kWh) |
|---|---|---|---|---|
| RTX 3060 | 145 | 28 | 1.13 | 0.035円 |
| RTX 3070 | 187 | 22 | 1.14 | 0.035円 |
| RTX 3080 | 272 | 15 | 1.13 | 0.035円 |
| RTX 3090 | 297 | 13 | 1.07 | 0.033円 |
| RTX 4060 | 98 | 23 | 0.63 | 0.019円 |
| RTX 4070 | 170 | 11 | 0.52 | 0.016円 |
| RTX 4080 | 272 | 8 | 0.60 | 0.019円 |
| RTX 4090 | 380 | 5 | 0.53 | 0.016円 |
| RTX 5080 | 306 | 3.5 | 0.30 | 0.009円 |
| RTX 5090 | 489 | 2.5 | 0.34 | 0.011円 |
面白いのは、世代が新しい方が「1枚あたりの電気代が安い」点。RTX 3060 と RTX 4070 では消費電力が違うのに、1枚あたりはほぼ同じ。RTX 5080 / 5090 はさらに半額レベルに下がります。これは新世代GPUの電力効率(FP16 / FP8 量子化対応)が桁違いに良いためです。
PC本体(CPU・メモリ等)は別途加算
GPU以外にCPU・マザーボード・メモリ・SSD等が 生成中に追加で50〜120W 消費します。本計算機では「PC本体追加消費電力」欄に加算できます。Ryzen 7 7700X + 32GBメモリ + NVMe SSD の構成で +80W が目安。
入力項目の補足
- GPU:実装している(または検討している)GPUを選択。
- 1日の生成枚数:典型的な使い方で、ガッツリ使う日と使わない日の中央値で。
- 1枚生成時間 上書き:Automatic1111 / ComfyUI コンソールの「Time taken: X.X sec」を入れてください。0なら GPU 中央値。
- 電気代単価 上書き:契約電力会社の領収書で実単価を確認。0なら 31円/kWh。
- PC本体追加消費電力:GPUのみなら0、現実的には50〜100W加算がおすすめ。
ケース別の例
ケース1:副業で AI イラスト販売・RTX 4070 で1日200枚生成
- GPU: 170W × 11秒/枚 = 1870Ws ≒ 0.52Wh/枚
- 1枚電気代: 約0.016円
- 1日電気代: 約3.2円
- 月電気代: 約97円
- 年電気代: 約1,168円
- 電気代は無視できるレベル。商用APIと比較すると圧倒的に安い
ケース2:商用利用・RTX 4090 で1日2,000枚生成(業務用途)
- GPU: 380W × 5秒/枚 = 1900Ws ≒ 0.53Wh/枚
- 1日電気代: 約32.6円
- 月電気代: 約979円
- 年電気代: 約11,901円
- 業務利用でも電気代は月1,000円以下。GPU初期費用の30万円は5年で減価償却すれば月5,000円なので、合計でも月6,000円程度
ケース3:型落ちGPU・RTX 3060 で趣味用途・1日50枚
- GPU: 145W × 28秒/枚 = 4060Ws ≒ 1.13Wh/枚
- 1枚電気代: 約0.035円
- 月電気代: 約53円
- 古い世代でも趣味レベルなら年600円程度。電気代を理由にGPUを買い替える経済合理性は薄い
商用 API との比較目安
| サービス | 1枚単価 | 月3,000枚の場合 |
|---|---|---|
| DALL-E 3 API(HD品質) | 約6円 | 18,000円 |
| Stable Diffusion API(Stability AI) | 約3円 | 9,000円 |
| Midjourney Standard | 固定3,000枚/月 | 月30ドル≒4,500円 |
| ローカル RTX 4070 | 約0.02円 | 月48円(電気代のみ) |
| ローカル RTX 4090 | 約0.02円 | 月49円(電気代のみ) |
ローカル運用は 電気代だけなら商用APIの1/100〜1/1000。ただしGPU初期費用(RTX 4070で10万円〜、4090で30万円〜)の減価償却を考えると、月3,000枚未満なら商用APIの方が総コスト安。月1万枚以上生成する人ならローカル一択です。
よくある誤解・注意点
- 「TDP=実消費電力」ではない:TDPはサーマル設計上の最大値、実測は80〜90%が中央値です。
- Power Limit を下げると劇的に効率化:MSI Afterburner で 70% に絞ると性能-15%・消費-30%、コスト効率が大きく改善します。
- バッチ生成で電気代が下がる:4枚同時生成(VRAM 16GB以上必要)で1枚あたり時間が30%短縮、電気代も比例して下がります。
- 深夜電力プランで1/3に:夜間21〜31時8〜12円のプランなら、まとめて夜間生成で電気代が大幅に下がります。
- 冷暖房の電気代は別:GPUを長時間動かすと部屋が暑くなり、夏場のエアコン代が増えます。これは別計算。
関連計算機
- エアコン電気代 計算機 — 夏場のGPU部屋の冷房代
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